ウチは代書屋ですが、それが何か? 通知先から感情的な電話をもらった件 August 26, 2013 (Mon)

とある土曜日の朝のことです。電話に着信があり、03-○△●×-◎□▽■の表示でした。「知らない電話番号だな~」と思いつつも、とりあえず出てみますと、「A社のYだが、あなたが当社宛に出した通知の件で聞きたいことがある」と切り出されました。

そういえば、前日に、J社からの依頼でA社宛に車両の修理代金を支払えとの通知文を作成し、ファックスで送付したのでした。

柴田と建設業を営むJ社とは、かれこれ10年の付き合いになるでしょうか。決して優等生とはいえないJ社です。建設業界は、発注者→元請→一次下請→二次下請→三次下請といった重層的な構造になっていて、J社の位置は常に二次・三次下請です。

今回は、J社は二次次下請として現場に入りました。問題は、工事中に元請のA社のY監督が、現場でJ社の車両を勝手に移動した際に、その車両をぶつけて後部を破損したことです。Y監督は、その場で「修理代は払う」と約束したとのことでしたが、いざ工事が完了してみると、知らんぷり。17万円の修理代が宙に浮いたのでした。

Y監督は、電話でまくし立てます。曰く、

「(支払わなければ)法的手続きをするというのはどういうことか?」「顧問弁護士から、その行政書士が事実確認をして書類を作成したのか、確認してくれと言われた」「あなたは行政書士としてつらい立場になる」「埼玉県行政書士会に苦情を申し立てる」

この件は、行政書士として、J社の依頼に基づき書類を作成(代書)して提出代行したこと、行政書士は弁護士と違って代理(交渉)できないので、この件の連絡はJ社にして欲しいこと、今日は土曜日で休みなので遠慮いただきたいことを、柴田が淡々と伝えたところ、

「こんな手紙を送っておいて、土曜は休みとは何事だ!」とひどく興奮し、「それじゃあ、『ばか、死ね』と書いてくれと頼まれたら代書するのか?」と切れ始める始末。

「顧客の依頼であっても、明らかに公序良俗に反すると判断されるものは引き受けません」

「(行政書士なんて)俺も資格を持っているし、ただの代書屋だろ!」

「だから、代書屋としての仕事をしたまでです(それが何か?)」

顧問弁護士の存在をちらつかせて、代書屋を脅してやろうと考えていたY監督。のらりくらりの柴田の対応に「こいつと話しても無駄だ」と思ったのか、すこし勢いがそがれ、「最後に二点伝えて欲しい」と言います。

「法的手続きはやってもらって結構」

「確かに、私がぶつけて壊しましたよ。でも、こちらにも相殺分がある、相殺請求書を作成して送る」

出鼻で行政書士としての事実確認が不十分云々と言いつつ、最後は、車をぶつけたことを自ら認めてしまう支離滅裂なY監督。A社には、顧問弁護士などいないでしょう。Y監督は、代書屋ごときにぶちまけて、満足したのでしょうか。それから一ヶ月、A社から相殺請求書がくる気配はありません。

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